PHRサービスを安全にご利用いただくために - あなたの端末のセキュリティ対策
PHR(Personal Health Record)サービスは、あなたの健康情報を管理する非常に便利なツールです。しかし、大切な個人情報を守るためには、ご利用のスマートフォンやパソコンなどの端末で適切なセキュリティ対策を行うことが不可欠です。ここでは、PHRサービスを安心してお使いいただくための、重要なセキュリティ対策をご紹介します。
1. 常に最新のOSとアプリを使用しましょう
- OSのアップデート: ご利用の端末のOS(例:iOS, Android, Windows, macOS)は、常に最新の状態に保ってください。OSのアップデートには、セキュリティ上の脆弱性を修正する重要なプログラムが含まれています。
- PHRアプリのアップデート: PHRサービス提供のアプリも、最新版にアップデートしてください。アプリのアップデートも、セキュリティ強化や不具合修正のために定期的に行われます。
2. 強固な認証設定を行いましょう
- パスワードやPINの設定: 端末のロック解除には、推測されにくい複雑なパスワード、PIN、またはパターンを設定しましょう。誕生日や簡単な数字の羅列は避けてください。
- 生体認証の活用: 指紋認証や顔認証など、生体認証が利用できる場合は積極的に活用しましょう。これらはパスワードよりも安全で、利便性も高いです。
- 二段階認証: 二段階認証に対応している場合は、必ず設定しましょう。IDとパスワードだけでなく、別の方法(SMS認証コードなど)で本人確認を行うことで、不正アクセスリスクを大幅に低減できます。
3. セキュリティソフトを導入しましょう
- アンチウイルスソフト: 信頼できるアンチウイルスソフトを導入し、常に最新の状態に保ちましょう。これにより、ウイルスやマルウェアからの攻撃を防ぐことができます。
- 定期的なスキャン: 定期的にウイルススキャンを実行し、不審なファイルがないか確認してください。
4. 公衆Wi-Fiの利用に注意しましょう
- 暗号化されていないWi-Fi: カフェや駅などで提供されている公衆Wi-Fiの中には、通信が暗号化されていないものがあります。このようなWi-Fiでは、あなたの通信内容が傍受される可能性があります。PHRサービスのような機密性の高い情報を扱う場合は、利用を避けるか、VPN(Virtual Private Network)サービスを利用して通信を暗号化することをお勧めします。
- テザリングの活用: 安全なインターネット接続が必要な場合は、スマートフォンのテザリング機能を利用するなど、ご自身で管理できるネットワーク環境を利用することも有効です。
5. 不審なメールやメッセージに警戒しましょう
PHRサービスに限らず、オンラインサービスを利用する際には、不審なメールやメッセージに注意が必要です。以下の点に留意してください。
- フィッシング詐欺: サービスを装ったフィッシングメールやSMSに注意してください。これらのメッセージは、あなたのIDやパスワードをだまし取ろうとするものです。送信元が不明なリンクはクリックせず、公式サイトからサービスにアクセスするようにしましょう。
- 認証情報の要求: サービス提供者が、メール・SMS・電話などの手段で、パスワードなどの認証情報を直接尋ねることは通常ありません。万が一、直接尋ねられた場合は詐欺を疑い、決して情報を提供しないでください。
- 機密性の高い個人情報の要求: サービス提供者が、メール・SMS・電話などの手段で、マイナンバー・口座番号・クレジットカード番号といった機密性の高い個人情報を直接尋ねることは通常ありません。万が一、直接尋ねられた場合は詐欺を疑い、決して情報を提供しないでください。
6. 定期的にバックアップを取りましょう
万が一の端末故障や紛失に備え、大切なデータを定期的にバックアップしておくことをお勧めします。